2月15日頃・52-08

折角「四季」のある日本で仕事をやっている皆さん!

季節の折々の説明を投稿しますので、朝礼などのネタとしてご活用ください。

経費削減ドット東京のオフィス高橋です。

《二十四節気》

太陽が移動する天球上の道を「黄道(こうどう)」といい、「黄道」を24等分したものが「二十四節気」です。

<2月19日頃>【雨水:うすい】

雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだす頃という意味です。

実際にはまだ雪深いところも多く、これから雪が降り出す地域もありますが、ちろちろと流れ出す雪溶け水に、春の足音を感じます。

 

《雑節》

「雑節」は、「二十四節気」のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。

<2月19日頃の立春前18日間>【土用:どよう】

立春前の18日間(または19日間)を土用といいます。

中国の陰陽五行説からきており、万物の根源とされる「木火土金水」を四季にあてはめると、春=木、夏=火、秋=金、冬=水になり、あまった「土」を立春の約18日間にあてはめたものが土用です。

季節の変わり目に土用があり、昔はさまざまな禁忌や風習がありましたが、夏の土用は梅雨明けと重なることが多いために重要視され、土用といえば夏の土用をさすことが多くなりました。

これは、高温多湿な日本ならではの暮らしの知恵といえるでしょう。

 

「土用の丑の日」

昔から日にちには十二支が割り当てられており、土用の約18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。

やはり季節ごとに「土用の丑の日」がありますが、今ではもっぱら夏の土用をさすようになりました。

年によっては「土用の丑の日」が2度巡ってくることもあり、2度目を「二の丑」といいます。

 

《七十二候》

「二十四節気」は、半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが「七十二候」です。

<2月19日頃>【土脉潤起:つちのしょう、うるおいおこる】

雪がしっとりとした春の雨にかわり、大地が潤い始める頃です。「脉」は脈の俗字です。

<2月23日頃>【霞始靆:かすみはじめてたなびく】

春霞がたなびき始める頃です。

春の霞んだ月を「朧月」(おぼろづき)と呼びます。