2月3日頃・52-05

折角「四季」のある日本で仕事をやっている皆さん!

季節の折々の説明を投稿しますので、朝礼などのネタとしてご活用ください。

経費削減ドット東京のオフィス高橋です。

今日の投稿は少し長くなりますが、是非ご確認下さい。

《和風月名》

「如月(きさらぎ) 2月」

「如月」という漢字は、中国最古の辞書『爾雅(じが)』の「二月を如となす」という記述に由来しますが、中国では「きさらぎ」とは読みません。

旧暦の2月は現在の3月半ばなので、寒さがぶり返しいったん脱いだ衣を更に着る月という意の「衣更着」が「きさらぎ」の語源になったという説が有力です。

 

《雑節》

日本には「雑節(ざっせつ)」という暦日があります。

「雑節」は、「二十四節気」や「五節供」のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。

また、貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるでしょう。

<2月3日頃>【節分:せつぶん】立春の前日

本来、節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを言い、年に4回あります。

ところが、旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分(2月3日頃)は、大晦日に相当する大事な日でした。

そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになったのです。

昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており、さまざまな邪気祓い行事が行われてきました。おなじみの豆まきも、新年を迎えるための邪気祓い行事です。

 

「豆まきの由来」

古代中国では、大晦日に「追儺(ついな)」という邪気祓いの行事がありました。

これは、桃の木で作った弓矢を射って、鬼を追い払う行事です。

これが奈良時代に日本に伝わり、平安時代に宮中行事として取り入れられました。

その行事のひとつ「豆打ち」の名残が「豆まき」で、江戸時代に庶民の間に広がりました。

豆を”打つ”から”まく”に変わったのは、農民の豊作を願う気持ちを反映し、畑に豆をまくしぐさを表しているからだといわれています。

本来は大晦日の行事でしたが、旧暦では新年が春から始まるため、立春前日の節分に行われるようになり、節分の邪気祓い行事として定着していきました。

 

「豆まき」

鬼は邪気や厄の象徴とされ、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられてきました。

鬼を追い払う豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれる大豆です。

豆が「魔滅」、豆を煎ることで「魔の目を射る」ことに通じるため、煎った大豆を使い、これを「福豆」といいます。

では、どのようにまいたら良いのでしょうか。

 

「豆まきの仕方」

①豆は必ず炒り豆で

豆には穀物の霊力が宿っているとされています。

また、芽が出る寸前の春の豆は生命力の象徴で縁起が良いとされていますが、拾い忘れた豆から芽が出ると良くないことが起こるといわれています。

豆は必ず火を通してからまきましょう。スーパーで売っている節分用の炒り豆で大丈夫です。

②神棚に祭って鬼退治のパワーアップ

炒った豆を枡に入れ、神棚にお供えします。神棚がない場合は南の方角に置きます。

夜になってから、戸口や窓、ベランダなどで豆まき開始です。

③大きな声で「鬼は外!福は内!」

豆をまくのは、家長の役目とされ、その年の干支の年男、年女も吉とされています。

家中の戸を開け放して「鬼は外!福は内!」と大きな声で唱えながら家の外と内に豆をまきます。豆をまいたら、鬼が入ってこないようすぐに戸を閉めます。

そのあと1年間無病息災で過ごせるよう、年の数だけ福豆を食べる風習があります。

食べる豆の数は、新しい年の厄祓いなので満年齢よりも1つ多く食べる、いわゆる 数え年として1つ多く食べる、もともとが数え年と考え新年の分を加えて2つ多く食べる、満年齢のまま食べるなど、地方によって様々ですが、全部食べきれないという方は、梅干し、塩昆布、豆3粒を入れた「福茶」を飲む方法もあります。

 

「豆まきのおもしろバリエーション」

北海道~東北、信越地方では、雪の中でも見つけやすいように、豆の代わりに殻付き落花生をまきます。

九州では、「鬼は外」ではなく「鬼はほか」と言います。

岡山、佐渡などでは、豆占いをします。豆を炉の灰の上に12粒並べ、右から1月2月・・・12月として、白くなった月は晴れ、黒く焦げたら雨、豆が転がって落ちたら風が強く吹くと言われています。

東京・入谷の鬼子母神では、「鬼は外」の代わりに「悪魔外」と言います。

その他にも、鬼が悪者を退治するなどの言い伝えがある地域や社寺では「鬼は外」とはいわず、「鬼は内」などというところもあります。

「九鬼さん」「鬼頭さん」など、苗字に鬼がつく家でも同様に「鬼は内」などといって、鬼を中に呼びこむのだそうです。

 

「豆の豆知識」

日本のおまじないや風習に登場する食べものは健康に良く、自然法則に則ったものばかりですが、大豆もそのひとつです。

大豆の30%はタンパク質で、ビタミンやイソフラボンもたっぷりです。

味噌や醤油など日本独自の食文化の基にもなっています。

昔の人は大豆の良さを知って、一生懸命食べたのかもしれません。

 

「恵方巻き」

恵方巻は、その年の恵方を向いて丸かじりすると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛をもたらすとされる縁起のよい太巻きです。

大阪発祥の風習ですが、関西地方で親しまれ、現在は全国的な広がりをみせています。

恵方巻には、縁起よく七福神にちなんで7種類の具を入れ、巻き込んだ福を逃さぬよう丸ごと1本、恵方を向いて無言で食べきるとよいとされています。

また、太巻きを鬼の金棒(逃げた鬼が忘れていった金棒)に見立てて、鬼退治ととらえる説もあります。

 

「節分の魔除け」

鬼は、鰯(いわし)の生臭い臭いと、柊(ひいらぎ)の痛いトゲが大の苦手とされています。

そこで、鰯の頭を焼いて臭いを強くしたものを柊の枝に刺し、それを玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにする風習があります。

これを「焼嗅(やいかがし)」「鰯柊」「柊鰯」「柊刺し」などと呼びます。

地方によっては、豆がらなどを添えるところもありますが、昔から臭いの強いもの、トゲのあるもの、音のでるものは魔除けや厄除け効果があるとされているからです。