9月19日頃・52-39

折角「四季」のある日本で仕事をやっている皆さん!

季節の折々の説明を投稿しますので、朝礼などのネタとしてご活用ください。

経費削減ドット東京のオフィス高橋です。

今日の投稿は少し長くなりますが、是非ご確認下さい。

《二十四節気》

太陽が移動する天球上の道を「黄道(こうどう)」といい、「黄道」を24等分したものが「二十四節気」です。

<9月23日頃>【秋分:しゅうぶん】

昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。

秋分の日は彼岸の中日で前後3日間を秋彼岸といい、先祖のお墓参りをする習慣があります。

「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日になっています。

昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に陽が延びていきます。

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」として国民の祝日になっています。

彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。

それぞれ、春分の日(3月21日頃)、秋分の日(9月23日頃)を中日とし、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。

【 秋彼岸 】秋分の日が9月23日の場合

9月20日:彼岸入り

9月23日:彼岸の中日(=秋分の日・祝日)

9月26日:彼岸明け

彼岸の中日である「秋分の日」は国民の祝日です。祝日法によると、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」となっています。

また、春の彼岸を「彼岸」「春彼岸」と呼ぶのに対し、 秋の彼岸を「のちの彼岸」「秋彼岸」と呼び分けることもあります。

 

「彼岸の意味とお墓参り」

春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。

仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸」(しがん)といいます。

そして、「彼岸」は西に、「此岸」は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」

春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り目となります。

春分と秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなっていきます。

こうして彼岸を迎えれば厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

 

「彼岸花」

まるで彼岸に合わせたかのように、秋分のころに咲くのが彼岸花です。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という別名は、サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味します。

1日に10㎝以上も伸び、球根には毒がありますが、昔は水にさらして毒を抜き、万一の時の非常食にもなりました。

 

「ぼたもちとおはぎ」

お彼岸のお供えものの定番といえば、「ぼたもち」や「おはぎ」。

どちらも、もち米とうるち米を混ぜて炊き、適度につぶして丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子ですが、春は春に咲く牡丹にちなんで「牡丹餅」といい、秋は秋に咲く萩にちなんで「御萩」というようになりました。

また、小豆は秋に収穫されるので、春はかたくなった皮を取ったこしあん、秋は皮ごと使った粒あんを使っていました。

そのため、本来「牡丹餅」はこしあん、「御萩」は粒あんを使って作ります。

また、おもちは五穀豊穣、小豆は魔除けに通じることもあり、日本の行事に欠かせないものです。

昔は甘いものが貴重だったため、 ぼたもちといえばご馳走で、大切なお客様、お祝い、寄り合いなどでふるまわれ、法要の際にも必ずお供えしていました。

思いがけずよいことがあることを 「棚からぼたもち」といい、幸運の象徴にされていることからも、いかに人々の暮らしに根付いていたかがわかります。

 

《七十二候》

「二十四節気」は、半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが「七十二候」です。

<9月23日頃>【雷乃収声:かみなりすなわち、こえをおさむ】

雷が鳴らなくなる頃で、春分に始まり夏の間鳴り響いた雷も、鳴りをひそめます。

<9月28日頃>【蟄虫坏戸:むしかくれて、とをふさぐ】

虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃で、冬ごもりの支度をする時期です。