10月31日頃・52-45
折角「四季」のある日本で仕事をやっている皆さん!
季節の折々の説明を投稿しますので、朝礼などのネタとしてご活用ください。
経費削減ドット東京のオフィス高橋です。
今日の投稿は少し長くなりますが、是非ご確認下さい。
《二十四節気》
太陽が移動する天球上の道を「黄道(こうどう)」といい、「黄道」を24等分したものが「二十四節気」です。
<11月7日頃>【立冬:りっとう】
この日から立春の前日までが暦の上では冬となります。
木枯らしが吹き、冬の訪れを感じる頃。太陽の光が弱まって日も短くなり、木立ちの冬枯れが目立つようになります。
木枯らしが吹くのは、冬型の気圧配置になった証拠です。
二十四節気のひとつで、木枯らしが吹きはじめ、冬の気配が感じられる頃です。
暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。
本格的な冬がやって来る前に、冬支度をしておきましょう。
「木枯らし」
木枯らしは、晩秋から初冬に吹く冷たい北風で、木の葉が吹き落とされ、枯れたようになってしまうことに由来します。
気象庁で木枯らし1号が発表されると、冬型の気圧配置になったあかしです。
「鎮火のお供え」
火を使い始める時期なので、寺社では鎮火祭が行われます。
鎮火祭では里芋やみかん、魔除けの赤飯をお供えします。
家でも火の用心。火の取り扱いには気をつけたいですね。
「こたつ開き」
西日本では、亥の子の日(11月の第一亥の日)に、多産のイノシシにあやかり、亥の子餅を食べて無病息災や子孫繁栄を祈願し、田の神に供えて収穫を祝う風習があります。
また、亥の子の日に炉開きをすると火事にならないといわれており、こたつなどの暖房器具を出したり、囲炉裏に火入れをして冬の準備を始めます。
《雑節》
「雑節」は、「二十四節気」のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。
<11月7日頃立冬の前18日間>【土用:どよう】
立冬前の18日間(または19日間)を土用といいます。
中国の陰陽五行説からきており、万物の根源とされる「木火土金水」を四季にあてはめると、春=木、夏=火、秋=金、冬=水になり、あまった「土」を立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間にあてはめたものが土用です。
季節の変わり目に土用があり、昔はさまざまな禁忌や風習がありましたが、夏の土用は梅雨明けと重なることが多いために重要視され、土用といえば夏の土用をさすことが多くなりました。
これは、高温多湿な日本ならではの暮らしの知恵といえるでしょう。
「土用の丑の日」
昔から日にちには十二支が割り当てられており、土用の約18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。
やはり季節ごとに「土用の丑の日」がありますが、今ではもっぱら夏の土用をさすようになりました。
年によっては「土用の丑の日」が2度巡ってくることもあり、2度目を「二の丑」といいます。
《七十二候》
「二十四節気」は、半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが「七十二候」です。
<11月7日頃>【山茶始開:つばきはじめてひらく】
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃です。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です。