2月1日頃・52-06
折角「四季」のある日本で仕事をやっている皆さん!
季節の折々の説明を投稿しますので、朝礼などのネタとしてご活用ください。
経費削減ドット東京のオフィス高橋です。
《二十四節気》
太陽が移動する天球上の道を「黄道(こうどう)」といい、「黄道」を24等分したものが「二十四節気」です。
<2月4日頃>【立春:りっしゅん】
「二十四節気」の最初の節気で、この日から暦の上では春となり、さまざまな決まりごとや節目の基準になっています。
「旧暦」では立春近くに正月がめぐってきたので、立春は春の始まりであり、1年の始まりでもありました。
まだまだ寒さは厳しいですが、立春を過ぎてから初めて吹く強い南風を「春一番」といいます。
「立春から新年がスタート」
「二十四節気」の最初の節気ということで、立春を基準にさまざまな節目が決められています。
また、「旧暦」では立春のころに元日がめぐってきて、立春と正月はほぼ重なっていました。
必ずしも立春=元日にならないのは、「二十四節気」は太陽の動き、元日は月の動きで決められていたからです。
いずれにしても、立春が新しい年の始まりであり、「新春」「迎春」などの言葉にその名残がみられます。
【春】:冬至と春分の中間にあたるのが立春。
暦の上の春は、立春から立夏の前日までをさします。
【節分】:立春の前日。豆をまくなど、邪気を祓う風習があります。
【八十八夜】:立春から数えて88日目。
この日に摘んだお茶はよいお茶になるといわれています。
【二百十日】:立春から数えて210日目。
台風が来ることが多いとされています。収穫間近のころにやってくる台風は、稲作の大敵です。
【二百二十日】: 立春から数えて220日目。二百十日とともに農家の厄日とされています。現代ではこの日の方が台風と重なることが多いです。
【立春正月】:立春を華やかに祝う国としては中国が有名。
横浜の中華街では毎年「春節(しゅんせつ)」のイベントを開催し、獅子舞や爆竹で祝います。
立春大吉:立春の早朝、禅寺の門に貼り出される文字。「立春大吉」の文字は左右対称で縁起がよく、厄除けになるといわれています。
《七十二候》
「二十四節気」は、半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが「七十二候」です。
<2月4日頃>【東風解凍:はるかぜ、こおりをとく】
春の風が川や湖の氷を解かし始める頃で、「東風」(こち)とは春風を表す代名詞です。
<2月9日頃>【黄鴬睍睆:うぐいすなく】
山里で鴬が鳴き始める頃で、春の訪れを告げる鴬は「春告鳥」(はるつげどり)とも呼ばれます。